2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧
常陸の太守であった親王(兵部大輔はその息《そく》である)が 年をおとりになってからお持ちになった姫君が 孤児になって残っていることを何かのついでに命婦が源氏へ話した。 気の毒な気がして源氏は詳しくその人のことを尋ねた。 「どんな性質でいらっし…
そのうち風が穏やかになり、 雨が小降りになって星の光も見えてきた。 そうなるとこの人々は源氏の居場所が あまりにもったいなく思われて、 寝殿のほうへ席を移そうとしたが、 そこも焼け残った建物がすさまじく見え、 座敷は多数の人間が逃げまわった時に…
源氏物語‥ちょっとした部分に当時の様子が垣間見えます 日が暮れると 今みたいに照明もないし ぱっと見の背格好で判断するしかないのよね お腹下したおばあちゃんに 背の高い女房と間違えられた源氏 源氏物語、ちょっとしたところに 個性の強いモブが出てき…
のぞきは犯罪だよ おまわりさんこいつですっ 碁を打つ女君達を覗き見る源氏 ( ̄(工) ̄) 〜袖で十二分に口のあたりを掩《おお》うて 隙見男《すきみおとこ》に顔をよく見せないが、 その今一人に目をじっとつけていると次第によくわかってきた。 少し腫《は》…
子どもに夜這いの手引きをさせちゃダメ〜 「あんな無情な恨めしい人はないと私は思って、 忘れようとしても自分の心が自分の思うようにならないから 苦しんでいるのだよ。 もう一度 逢えるようないい機会をおまえが作ってくれ」 こんなことを始終小君は言わ…
源氏は、女君それぞれの美点を尊敬し認めている これ、案外すごいことかも 〜何に動揺することもなく 長く留守の間を静かに待っていてくれた花散里を、 源氏は信頼している 全文はこちらです。ぜひご覧ください 聴く古典文学少納言チャンネルは、聴く古典と…
命が尽きる時、最愛の娘をかつての恋人に託す。 最後に願うのは、我が子の幸せ 〜誠意の認められる昔の恋人に御息所は斎宮のことを頼んだ。 こう言ったあとで、 そのまま気を失うのではないかと思われるほど 御息所は泣き続けた。 全文はこちらです。ぜひご…
身を焼く恋に苦しんだ御息所命の終わりに思うのは愛娘‥ 源氏に託すしかないけれど、源氏の悪い癖も知っている。 六条御息所は釘をさすのを忘れないそりゃ、今までのことがあるからね(⌒-⌒; ) 身を焼く恋、修羅の日々 六条御息所と源氏は、お互い信頼できる成…
いつまでもいると思うな親とお金と彼女(。・ω・。) しばらく通ってなかったら あっさり別の恋人が 〜その男のはいって行くのはすなわち私の行こうとしている家なのです。 初めから今日の約束があったのでしょう。 男は夢中のようで‥ 全文はこちらです。ぜひご覧…
モテる男は筆まめだ(。・ω・。) 〜源氏は懐紙に書くのであった。 みをつくし 恋ふるしるしに ここまでも めぐり逢ひける 縁《えに》は深しな 惟光に渡すと、明石へついて行っていた男で、 入道家の者と心安くなっていた者を使いにして 明石の君の船へやった。 花…
人妻につれなくされ 泣く源氏 「どうしてあなたと通信をしたらいいでしょう。 あくまで冷淡なあなたへの恨みも 恋も、一通りでない私が、 今夜のことだけを いつまでも泣いて思っていなければならないのですか」 泣いている源氏が非常に艶に見えた。 伊予介…
強行突破 平安の恋は思い込みで始まる 〜こんな態度を男にとるのは 特別な考えをもっている人なんだろうかと思うと、 源氏は自身が軽侮されているような口惜しい気がした。 その時に 源氏は女王の室のほうへ 襖子《からかみ》をあけてはいったのである ‥顔も…
「私はこんなにまで人から冷淡にされたことは これまでないのだから、 今晩はじめて人生は悲しいものだと教えられた。 恥ずかしくて生きていられない気がする」 などと言うのを、 小君は聞いて涙さえもこぼしていた。 そもそも、人妻にちょっかいかけてるこ…
平安貴族の繊細な美意識よ 〜柔らかい白の綾に薄紫を重ねて、 藍がかった直衣を、 帯もゆるくおおように締めた姿で立ち 「釈迦牟尼仏弟子《しゃかむにぶつでし》」と名のって 経文を暗誦《そらよ》みしている声も きわめて優雅に聞こえた。 全文はこちら↓ 【…
浮気の言い訳あんまり上手くない 全く参考になりません 〜「すぐれた女のように思ったのは場所のせいだったと思われる。 とにかく平凡でない珍しい存在だと思いましたよ」 などと子の母について語った。 ぜひこちらをご覧ください 澪標(みおつくし)のあら…
〜この年は日本に天変地異ともいうべきことが いくつも現われてきた。 三月十三日の雷雨の烈しかった夜、 帝の御夢に 先帝が清涼殿の階段の所へお立ちになって、 非常に御機嫌の悪い顔つきでおにらみになった‥ 全文はこちらをご覧ください 「源氏物語」と心…
「昨日も一日おまえを待っていたのに出て来なかったね。 私だけがおまえを愛していても、 おまえは私に冷淡なんだね」 恨みを言われて、 小君は顔を赤くしていた。 「返事はどこ」 小君はありのままに告げるほかに術《すべ》はなかった。 全文はこちら↓ 【ふ…
【空蝉】のぞき見をして女君を観察中の光る君(^_^;) 〜紫の濃い綾の単衣襲の上に 何かの上着をかけて、 頭の恰好のほっそりとした小柄な女である。 顔などは正面にすわった人からも 全部が見られないように注意をしているふうだった。 全文はこちら↓ A10-86…
源氏を心配し夢に現れる亡き父帝‥平安も令和の時代も 我が子を想う心は同じかもしれません 〜夢に、お亡くなりになった院が入っておいでになったかと思うと、 すぐそこへお立ちになって、 「どうしてこんなひどい所にいるか」 こうお言いになりながら、 源氏…
平安貴族の繊細な美意識 柔らかい白の綾に薄紫を重ねて、 藍がかった直衣を、 帯もゆるくおおように締めた姿で立ち 「釈迦牟尼仏弟子《しゃかむにぶつでし》」と名のって 経文を暗誦《そらよ》みしている声も きわめて優雅に聞こえた。 【ふるさと納税】010-…
源氏の君これ完全にストーカーですやん 源氏「どうなってもこうなっても 私はあなたにつきまとっているのですよ」 宮は吐息をおつきになって、 「長き世の恨みを人に残してもかつは 心をあだとしらなん」 とお言いになった。 【ふるさと納税】E-06 井原デニ…