第14帖 澪標(みおつくし)源氏物語
前斎宮様まで覗き見してる源氏の君‥(~_~;) 帳台の東寄りの所で身を横たえている人は 前斎宮でおありになるらしい。 几帳の垂れ絹が乱れた間からじっと目を向けていると、 宮は頬杖をついて悲しそうにしておいでになる。 少ししか見えないのであるが美人らし…
恋の罪を犯した藤壺の宮と源氏‥ 我が子(冷泉帝)の女御に六条御息所の姫君をと考える。 恋には別れがあるが、 罪を共有する者同士には、別れはない‥ 【第15帖 澪標】 斎宮の将来をいろいろと考えている次第なのですが、 陛下もずいぶん大人らしくはなってい…
もう今は忌垣《いがき》の中の人でもなく、 保護者からも解放された一人の女性と見てよいのであるから、 恋人として思う心をささやいてよい時になったのであると、 こんなふうに思われるのと同時に、それはすべきでない、 おかわいそうであると思った。 御息…
前科ありまくりの源氏の君 さすが、世の男が危険なのはよくご存知だ( ̄∀ ̄) 女房たちを仲介にして求婚をする男は各階級に多かったが、 源氏は乳母《めのと》たちに、 「自分勝手なことをして問題を起こすようなことを宮様にしてはならない」 と親らしい注意…