「あなたが中将を呼んでいらっしゃったから、
私の思いが通じたのだと思って」
と源氏の宰相中将《さいしょうのちゅうじょう》は言いかけたが、
女は恐ろしがって、 夢に襲われているようなふうである。
「や」と言うつもりがあるが、
顔に夜着がさわって声にはならなかった。
「出来心のようにあなたは思うでしょう。
もっともだけれど、
私はそうじゃないのですよ。
ずっと前からあなたを思っていたのです。
それを聞いていただきたいのでこんな機会を待っていたのです。
だからすべて皆|前生《ぜんしょう》の縁が
導くのだと思ってください」
柔らかい調子である。
たまたま、方違えのために寄った家の人妻に
ちょっかいを出して、全ては前生の縁のせい?🤪
初対面の人妻に、甘い言葉を囁く源氏
令和であれば、逮捕じゃい💢
お巡りさん👮こいつです🔥
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