源氏くん‥紫ちゃんは7歳よ💦
でも、意外といい保護者してるのは偉い✌︎('ω'✌︎ )
🌸第5帖 若紫🌸
外から源氏の帰って来る時は、
自身がだれよりも先に出迎えてかわいいふうにいろいろな話をして、
懐《ふところ》の中に抱かれて
少しもきまり悪くも恥ずかしくも思わない。
こんな風変わりな交情がここにだけ見られるのである。
大人の恋人との交渉には微妙な面倒があって、
こんな障害で恋までもそこねられるのではないかと
我ながら不安を感じることがあったり、
女のほうはまた年じゅう恨み暮らしに暮らすことになって、
ほかの恋がその間に芽ばえてくることにもなる。
この相手にはそんな恐れは少しもない。
ただ美しい心の慰めであるばかりであった。 娘というものも、
これほど大きくなれば父親はこんなにも接近して世話ができず、
夜も同じ寝室にはいることは許されないわけであるから、
こんなおもしろい間柄というものはないと 源氏は思っているらしいのである。
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