頭中将をこき下ろす毒舌 紫式部殿 !(◎_◎;)
〜源氏の中将は青海波を舞ったのである。
二人舞の相手は左大臣家の頭中将だった。
人よりはすぐれた風采《ふうさい》のこの公子も、
源氏のそばで見ては 桜に隣った深山《みやま》の木というより言い方がない。
💠第七帖 紅葉賀 💠
朱雀《すざく》院の行幸は十月の十幾日ということになっていた。
その日の歌舞の演奏は
ことに選《よ》りすぐって行なわれるという評判であったから、
後宮《こうきゅう》の人々はそれが御所でなくて
陪観のできないことを残念がっていた。
帝《みかど》も藤壺《ふじつぼ》の女御《にょご》に
お見せになることのできないことを遺憾に思召《おぼしめ》して、
当日と同じことを試楽として御前でやらせて御覧になった。
源氏の中将は青海波《せいがいは》を舞ったのである。
二人舞の相手は左大臣家の頭中将《とうのちゅうじょう》だった。
人よりはすぐれた風采《ふうさい》のこの公子も、
源氏のそばで見ては
桜に隣った深山《みやま》の木というより言い方がない。
夕方前のさっと明るくなった日光のもとで
青海波は舞われたのである。
地をする音楽もことに冴《さ》えて聞こえた。
同じ舞ながらも面《おもて》づかい、足の踏み方などのみごとさに、
ほかでも舞う青海波とは全然別な感じであった。
舞い手が歌うところなどは、
極楽の迦陵頻伽《かりょうびんが》の声と聞かれた。
源氏の舞の巧妙さに帝は御落涙あそばされた。
源氏の隣だと 頭中将は
桜に隣った深山《みやま》の木 ‼️Σ('◉⌓◉’)
要はだ、優れた貴公子の頭中将だって
めっちゃキラキラの源氏の君と比べたら、
さえないわよねーってことだよね😅
さすが、紫式部‥こき下ろすのにも教養があふれている💦
深山の木とは、奥深い山に生えている名も無い木🌲
それと桜🌸が並んだら見劣りするに決まっている💃
うまいこといいますやん(^_^;)
紫式部殿、控えめなキャラで通ってますが、
源氏物語で性格バレてませんか?🤣
🪷全文はこちらです。ぜひご覧ください🪷
少納言のホームページ 源氏物語&古典 syounagon-web ぜひご覧ください🪷
https://syounagon-web-1.jimdosite.com
💠聴く古典文学📚少納言チャンネルは、聴く古典として動画。チャンネル登録お願いします🌷