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源氏物語&古典🪷少納言の独り言

源氏物語&古典オタク 少納言のつぶやきでございます🪷

人生、魔の付け入る隙は一瞬😢 常に側にいる惟光がいない時に限って‥【第4帖 夕顔】

「蝋燭《ろうそく》をつけて参れ。

随身弓の絃打《つるう》ちをして

絶えず声を出して魔性に備えるように命じてくれ。

こんな寂しい所で安心をして寝ていていいわけはない。

先刻《せんこく》惟光が来たと言っていたが、 どうしたか」

「参っておりましたが、御用事もないから、

夜明けにお迎えに参ると申して帰りましてございます」

 こう源氏と問答をしたのは、

御所の滝口に勤めている男であったから、

専門家的に弓絃《ゆづる》を鳴らして、

「火 危《あぶな》し、火危し」と言いながら、

父である預かり役の住居《すまい》のほうへ行った。

 

【第4帖 夕顔】

「蝋燭《ろうそく》をつけて参れ。

 随身に弓の絃打《つるう》ちをして

 絶えず声を出して魔性に備えるように命じてくれ。

 こんな寂しい所で安心をして寝ていていいわけはない。

 先刻《せんこく》惟光が来たと言っていたが、 どうしたか」

 

「参っておりましたが、御用事もないから、

 夜明けにお迎えに参ると申して帰りましてございます」

こう源氏と問答をしたのは、

御所の滝口に勤めている男であったから、

専門家的に弓絃《ゆづる》を鳴らして、

「火 危《あぶな》し、火危し」と言いながら、

父である預かり役の住居《すまい》のほうへ行った。

源氏はこの時刻の御所を思った。

 

殿上《てんじょう》の宿直役人が

姓名を奏上する名対面はもう終わっているだろう、

滝口の武士の宿直の奏上があるころであると、

こんなことを思ったところをみると、

まだそう深更でなかったに違いない。

寝室へ帰って、

暗がりの中を手で探ると夕顔はもとのままの姿で寝ていて、

右近がそのそばでうつ伏せになっていた。

「どうしたのだ。気違いじみたこわがりようだ。

 こんな荒れた家などというものは 、

 狐《きつね》などが人をおどしてこわがらせるのだよ。

 私がおればそんなものにおどかされはしないよ」と言って、

源氏は右近を引き起こした。

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